そして去る8月、追加情報として各地域におけるCHALLENGERSエコシステムの構想を発表しました。こちらは将来有望な才能が成長し、大舞台を目指せる環境であり、また地域の最強チームがINTERNATIONAL LEAGUEのチームと戦う舞台を提供するしくみにもなっています。選考プロセスはいずれ劣らぬ素晴らしいチームが揃ったため困難を極めましたが、ついにこのたびPACIFIC LEAGUEに参加する10チームが確定しましたので、発表いたします!
チーム紹介
PACIFIC LEAGUEの参加チームは以下の通りです。
- Gen.G(韓国)
- 2017年設立の、韓国を代表するeスポーツ組織。Forbes誌「世界で最も価値のあるeスポーツ企業トップ10」ランキングに3年連続で選出されている。「リーグ・オブ・レジェンド」をはじめ様々なゲームで活動しており、現在までの世界大会優勝回数は7回(組織全体)。今後はVALORANTシーンでも活躍を目指す。
- DRX(韓国)
- 韓国屈指の実力派eスポーツ組織。2012年の設立以来、韓国eスポーツ史を彩り続けている。設立当時のチーム名はIncredible Miracle。VALORANT部門のチームは、かつて102連勝を達成した旧Vision Strikersのメンバーで構成される。VCT KRの優勝回数は現時点で5回、2022 VCT Championsでも3位入賞を果たしている。
- T1(韓国)
- もはや説明不要、韓国eスポーツ界の超強豪。その歴史は長く、韓国eスポーツシーンがStarCraftを中心に誕生しつつあった2003年に設立された。現在のオーナーはSK TelecomとComcast SpectacoのジョイントベンチャーであるT1 Entertainment & Sports。「リーグ・オブ・レジェンド」チームの実力は世界トップクラスで、世界大会優勝を3回経験している。
- ZETA DIVISION(日本)
- 東京に本社を置く日本発のゲーミングライフスタイルブランド。VCT 2022 Mastersステージ1では3位入賞を果たし、日本中のeスポーツファンを熱狂させた。
- DetonatioN Gaming(日本)
- 2012年に設立された日本のプロeスポーツチーム。VALORANTを含むさまざまなゲームで精力的に活動する。2021年のリーグ・オブ・レジェンド世界大会では、日本代表チームとして初めてトップ16まで勝ち進んだ。
- Paper Rex(シンガポール/マレーシア)
- 2020年に設立された東南アジアのeスポーツチーム組織。本拠地はシンガポール。国際舞台では毎回強烈な存在感を示しており、VCT 2022 Mastersステージ2でも2位の成績を残した。
- Team Secret(フィリピン)
- 2014年設立のグローバルeスポーツブランドで、さまざまなゲーム部門のチームを世界各地に持つ。現在のVALORANTロスターは2021年から共にプレイしており、VALORANT Champions 2021では東南アジア代表として5~8位の結果を残している。
- Talon Esports(タイ)
- 2016年設立のプロeスポーツチーム組織。APAC地域内にさまざまなゲームのチームを持つ。最も知名度が高いのはPCSで活動中の「リーグ・オブ・レジェンド」チーム。
- Rex Regum Qeon(インドネシア)
- 2013年設立のeスポーツチーム組織で、インドネシアとフィリピンの両方にチームを持つ。
- Global Esports(南アジア)
- 設立は2017年。9個のゲームタイトルで活動しており、世界各地で12のチームを所有・運営している。南アジア屈指のVALORANT eスポーツチーム組織で、ゲームのリリース以来、地域の競技シーンで精力的に活動し続けてきた。VCTサーキット内でもAPACステージに出場、存在感を示している。
選考時に重視した点
PACIFIC LEAGUEに参加する全チームに欠かせないこととして、Riotとチームが合意した要素は相当数ありましたが、特に重視したのは以下の点です。
- ファンの愛情とカルチャー - VCTはあらゆる面でファン最優先主義を掲げています。このため選考プロセスでは、「地域内で深く愛されているチーム」であるという点を重視しました。
- 事業継続性とコラボレーション - 長期的な取り組みであることを前提に、より良いVALORANT Esportsの未来を共に構築していく意思があることを重視しました。
- モチベーションと価値観 - 私たちの価値観、そしてVALORANTの未来に対するビジョンを共有できるチームを探しました。
選出プロセス
まず全チームに概要をお送りし、各チームにプレゼンテーションを作成してもらい、特に優れた内容だったチームと面談を実施しました。その後社内で議論を重ね、2023年から参加する10チームを選出するに至りました。
予想していたチームの名前がないことに落胆した方もいらっしゃるでしょう。選出されなかったチームにも、CHALLENGERS LEAGUE/ASCENSION TOURNAMENTからINTERNATIONAL LEAGUEへ参加するチャンスがありますので、ぜひそちらもご期待ください。
VALORANT競技シーンの新章突入を控え、今回ついに参加チームを発表できたことを大変うれしく思います。2023年は、CHALLENGERSスプリット1の開始、そしてVCT史上最大の国際トーナメントによって幕を開けることになります。また、本発表にあたりRiot Gamesから各参加チームへ記念品をお贈りしているので、各チームのSNSもぜひチェックしてみてください。

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